2024/11/15
大地震に遭遇した時の対処をいくつか書いてきましたが
まだまだ課題が沢山あります。
というのも
帰宅しない方が安全と言う事も十二分にあるのです。
あなたは帰宅したいですか?
数々の危険が隠れていても?
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帰宅したいのは、おそらく全員の本音です。
帰宅する意味を考えてください。
本来、帰宅する意味は、あなたが家族の顔を見たい事。そして家族に顔を見せて安心感を与えてあげたい事。
これが本質だと思います。
もし帰宅を急ぐ事によってあなたの身に危険があるなら、もし家族に顔を見せる事ができなかったら、、、
本末転倒です。
つまりは、緊急的な用事がないなら、帰るべきではないと言う事もあるのです。
大地震後は、夜中かもしれません。
あちこちブロック塀が崩壊し、橋桁が落下し、地面が陥没し、火災がおき、火災旋風があり
そんな中、帰宅したら本来無事であるはずの、あなたが無事でなくなる可能性も大きくあるのです。
真夜中なら朝を待つ。
火災があるなら消化を待つ。
例えるなら暗闇の中遭難し、むやみやたらに行動したら良い結果がでる事は極めて少ない確率になります。
反面
暗闇の中で動くのではなく
きちんと懐中電灯をつけて、周囲を確認して、それからキチンと行動すればその暗闇から抜け出すのも早くなり危険も少なくなるはずです。
急がば回れが当てはまる事象が災害なのです。
だからと言って家族に連絡も取れなければ不安にもなりますよね。
そしてその不安があなたの帰宅願望を加速させます。
だからこそ、前述で紹介した
公衆電話、携帯のeメール。LINE、Twitter、災害伝言ダイヤルを駆使して、家族と連絡をつければ
とりあえず家族の安全を確認できればあなたの帰宅願望は少なくなり、落ち着いて帰宅出来るはずです。
その為にも 家族会議、家族との連絡を密に取る
などのコミュニケーションが非常に重要なのです。
最近は、大きな会社などは、3日間の分の食料や飲料水、毛布など備蓄している会社が多いと言われています。
慌てて非難せずに、それを活用し、その場に止まる事も大切なのです。
東日本大震災の時は、帰宅困難者が都心部だけで512万人にものぼりました。
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自身も歩きで帰宅しましたが
一般道は、人の固まりでしたよ?
歩道は、人で埋まっていて、それでも歩行者が収まりきらずに車道にまで三列程度はみだして歩いていました。
人混みは強烈で都内の満員電車をそのまま一般道にしたようなギュウギュウ詰めの光景でした。
あんな所に火災旋風がきたり、火災に遭遇したり、余震で外壁が崩れてきたり、車が暴走したりと
そんなトラブルにあったら
とてもとても、、、それを回避できる状況ではありません。二次災害の危険性が極めて高いなと感じました。それも東日本大地震の時の避難の混雑は夜でしたからね、、、、。
なので
慌てて帰宅するのではなく
キチンと家族とシミュレーションして
災害時には連絡をとって、もしとれなくても次の日帰宅するとかの打ち合わせをして、もし自宅が崩壊したら避難所の場所に行くとか、とにかく細かい打ち合わせ。または最低3パターン程度の仮予定をたてるとか
そのような防災シミュレーションは本当に大事です。
結局 行きつく所は
家族が無事で、数日かかっても笑顔で再開できれば
それが一番いいのです。
だからこそ、打ち合わせや冷静な行動が大事なのです。
大地震は、、、
刻一刻と迫ってきてます。
災害は待ってくれません。
是非さまざまな防災シミュレーションを活用して備えてください。
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