2024/11/15
六年前のあの日から、大なり小なり人生が変わった人も多くいると思います。
もう六年です。 でもまだ六年です。
東日本大震災の大きな傷跡は、六年経ち 落ち着いたように見えてます。
東北の方々以外は。
被災された東北の方々は、まだまだ現役で涙を流す人も多くいます。
全てを失った あの時の悪夢が、まるで昨日の事のように感じる方々も多くいると思います。
一見、整備されたように見える東北沿岸も、実はただ整えられているだけで、あったはずの物が無くて、居るはずの人がいない
そんな夢なのか 現実なのか 分からない日々を送ってる人が多くいます。
東北以外の人達には、「もう六年」と感じるでしょう。
でも あまりにも失った者が多い人にとっては
「まだ六年」と感じるのではないでしょうか
生まれ育った土地。 愛情かけて育てた子供、孫。小さな頃から可愛がってくれた両親、おじいちゃん、おばあちゃん。 家族のように可愛がってるペット
そして、その全てを包み込んで 守ってくれた自宅。
老後は、子供、孫に囲まれ 平穏に暮らしたかった人が今は仮設住宅での暮らしを強いられてます。
大好きな両親に見せたかった結婚式。
家族みんなでいきたかった入学式。
様々な大事な大事な楽しみ、慈しみが、あの日、奪われてしまいました。
人々の大粒の涙が 津波によりかき消されたあの日から六年。
一粒の涙も 流れないように 流してほしくない
東日本大震災で影響を受けた自分が無力にもそんな想いで 地震予知に取り組んで来ました。
莫大な寄付もできないし、現地に行ってボランティアも出来ない自分が
せめてもの東北に対する 自分が出来る事として地震予知を選びました。
東日本大震災しかり、熊本震災しかり
もっと自分に 能力があれば
もっと遠くまで自分の言葉が届けば
そう思う日々です。
東日本大震災のあの日。
今のように地震予知や防災が 少しは浸透していたら?
防災シミュレーションしていたら?
備蓄していたら?
警報だせていたら?
結果は違ったのではないでしょうか。
私は、個人です。 出来る事に限界はありますが、それでも より遠く、より多くの情報を 皆様に届けたく いつも願っています。
震災は、災害は
東日本大震災で終わったのではありません。
「東日本大震災から始まった」のです。
南関東直下型地震
南海トラフの巨大地震
東北の巨大余震
これからも 様々な困難が 確実に待ち受けています。
そしてその災害は確実に近づいてきています。
出来る事は、明日からではなく、「今」からやろう!
そのような気持ちで取り組んで欲しいと願っています。
でも恐怖に怯えて毎日過ごすのって、とても辛いです
なので
防災シミュレーションして、備蓄して
備えたら あとは日常生活を楽しんでください。
地震への恐怖だけで過ごさないでください。
幸せに生きてください。
人は幸せに生きる為に産まれてきました。
当たり前の日常は、いづれ当たり前ではなくなる時がきます。
だからこそ 当たり前を大事に
毎日を幸せに生きてくださいね。
3月11日 グラグラの地震予知研究所 管理人グラグラ。
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